近年、パソコン・テレビゲーム・携帯電話などのIT(information technology)技術の進歩に伴い、職場のみならず家庭においてもVDT(visual
or video display terminals)作業が増え、目を中心として、手、肩、腰などに疲労を訴える人が増えています。
VDT作業時には、画面注視のため、まばたきの回数が減ります。このため、目を開いている時間が長くなり、涙の蒸発量が増えてドライアイになるといわれています。
また、目を大きく開けるために、さらに涙の蒸発量が増えることも指摘されています。
IT眼症によるドライアイの対策は、まず意識的にまばたきを多くすることです。
長時間の連続した使用は避けて、1時間につき、10〜15分間の休憩をとることも重要です。
また、モニター画面が見にくいと、凝視しようとしてまばたきの回数が減りますので、モニター画面を見やすいものに工夫することも大事です。
目線が上向きだと、目を大きく開ける必要があり、涙の蒸発がより増えると考えられるので、モニター画面が下向になるように設置して下さい。
コラム