医療法人社団みどり会にしき記念病院




眼科センター
  コンタクトレンズについて
コンタクトレンズは、眼鏡をかけずによく見える、また、人によってはコンタクトレンズでないと
うまく視力のでない方もおられるなどの長所もありますが、眼球の表面(角膜、結膜)に直接
ふれますので誤った使用方法を行うと角膜に障害をきたして、中には重大な結果となる可能
性もありますので自覚症状がなくても3ヶ月に1回の定期検診をおすすめします。
Q:ソフトレンズとハードレンズとの違いは?

 
A:ソフトレンズは柔らかく、異物感が少ないので慣れ易いレンズです。
   ずれにくく落ちにくいので激しいスポーツをする人や、繊細な人に向いています。
   乱視の視力矯正効果は劣ります。
   ハードレンズは硬く、まばたきによってレンズが動くので慣れるまでは、異物感を
   感じますが、乱視の視力矯正効果に優れています。
  
Q:スポーツをする時、眼鏡とコンタクトレンズでは、どちらが安全ですか?

 
A:スポーツの種目によっても異なるのですが、スポーツ眼外傷の受傷要因として、
   ボールによる打撲が全体の7〜8割という報告があります。
   扱うボールの硬さにもよりますが、比較的柔らかいボールの球技(軟式テニスなど)
   での眼鏡装用は、眼球保護に有用とされていますが、野球やゴルフなどといった
   硬いボールでは、打撲の際にレンズの破片やフレームなどによる重篤な眼外傷に
   つながる可能性があります。
   コンタクトレンズでは眼球の保護的な役割はありませんが、眼鏡で生じる重篤な眼
   外傷を避けることができるので、コンタクトレンズの方が安全です。
  
Q:片眼だけ近視(遠視)ですが、片眼の装用って可能ですか?

 
A:可能です。
   眼鏡と比べるとコンタクトレンズの方が、光学上の違いから左右の像の大きさに
   あまり変化を生じないため、コンタクトレンズの方が有利です。眼鏡だと左右の像
   の大きさに変化が生じるため目に負担がかかり眼精疲労の原因にもなります。

  
Q:アレルギー体質の人でも使用できますか?

 
A:アレルギー体質の人すべてが使えないというわけではないので、1度、眼科医に
   相談して下さい。また、花粉症でお困りの方には、その時期だけ使い捨て(1日
   交換タイプ)のコンタクトレンズをお勧めします。
人の体は、細菌やウィルスなど外部から体に有害な物質が侵入した場合、それを排除して体を
外敵から守る反応をします。これを免疫反応といいます。この免疫反応は、人の体にとってプラス
の働きをするのですが、過剰に働くとヒスタミンというかゆみを起こさせる物質を放出させます。
これをアレルギーといい、ヒスタミンが目に作用したものがアレルギー性結膜炎です。
症状としては、目のかゆみ、眼脂(めやに)、充血、異物感、流涙などが特徴的です。
アレルギーって、何?
コラム
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